栃尾みみ・はな・のどクリニック

お知らせ

2018/07/13 メニエール病について

梅雨が明け、気温が高い日が続く季節になり、熱中症に気をつけなければいけない時期がやってきました。熱中症の初期症状にめまいや立ちくらみといった症状がみられますが、その症状は熱中症ではなく「メニエール病」かもしれません。

メニエール病とは、反復する「長く続くめまい」「難聴(低音が聞き取りにくい)」「耳鳴り」といった耳の病気を引き起こします。患者は女性に多く、発祥年齢は30歳代後半から40歳代前半がピークと言われています。
病気の原因として、内耳にある三半規管と蝸牛を満たす内リンパ液が増えすぎることが関係していると考えられています。内耳には、体のバランスをとる三半規管や耳石器、音を感じ取る蝸牛などがあり、内リンパ液で満たされていますが、この内リンパ液が増えすぎてしまうと、三半規管の働きに支障が出てしまいめまいが起きます。また、蝸牛にも影響し難聴や耳鳴りが生じます。内リンパ液が増えすぎるのは、ストレスが関係しているのではないかと考えられています。睡眠不足や疲労がたまっている、ストレスを貯めやすい人に起こりやすい傾向があります。あまり体に負担をかけず、十分な睡眠をとり、軽い運動や趣味を楽しみ、ストレスのためない生活を心がけましょう。

気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。

2018/06/12 流行性耳下腺炎(おたふく風邪)について

流行性耳下腺炎とは、ムンプウイルスの感染症です。通称おたふく風邪と呼ばれています。
一般的には小児の疾患と知られていますが、成人でも感染することがありその症状は小児よりも重症化しやすく治りにくい病気です。残念ながらおたふく風邪の治療薬は開発されていないため、予防接種を受けることが一番の対策と言えます。

特徴的な症状として「耳の下の腫れ」が挙げられます。他にも1〜6日間続く発熱、頭痛、倦怠感、嚥下痛などの症状も出てきます。通常1〜2週間で症状が治まってきますが、おたふく風邪にかかると無菌性髄膜炎や難聴などの合併症が起きることもあるので注意が必要です。

おたふく風邪にかかっていても症状が出ない場合があり、おたふく風邪以外の症状でも耳下腺が腫れることがあります。少しでもおたふく風邪の症状が見受けられたら感染を最小限に抑えるためにも早めの診察が重要です。気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。

2018/05/14 喉にできる口内炎の原因と予防

口の中にできる炎症を「口内炎」と呼びますが、口内炎はのどにもできる症状です。
口内炎といっても、ウイルスによってできるものやアレルギーによって起こるもの、やけどやケガなどの傷から細菌が入ってできるものなど様々な原因があります。

のどの口内炎ができる多くの原因は「口内環境の悪化」です。
傷だけではなくストレスや疲れ、睡眠不足・栄養不足などによる免疫力の低下も挙げられます。
のどの口内炎は誰にでも起こりうるものです。口内炎になりにくい身体をつくるためには「食生活を見直すこと」「生活習慣を見直すこと」などが大切です。
暴飲暴食や栄養の偏りなどの食生活の乱れ口内炎を引き起こします。ビタミンをたくさん摂ることを意識すると改善されてくるでしょう。また、十分な睡眠や1日3回の食事、適度な入浴などが免疫力の向上につながり、口内炎を予防できます。

口内炎は通常10日前後で自然に治りますが、口内炎ができたと同時に高熱が出たり、長い期間治らなかったりする場合はウイルス性の口内炎の可能性があるので早めの診察が必要です。少しでも気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。

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診療時間

月曜日から土曜日まで午前中は9時から12時、午後は15時から18時、ただし、木曜日・土曜日は午後は休診です。日曜・祝祭日は終日休診いたします。

新患・初診の方(久しぶりの受診/いつもと別症状) 午前11時30分まで、午後5時までの受診を、お済ませ下さい。ご了承ください。

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