栃尾みみ・はな・のどクリニック

お知らせ

2021/07/19 エアコンによる喉の痛み

梅雨が明け、本格的な夏がはじまろうとしています。今年もコロナの影響でソーシャルディスタンスの確保が難しい海水浴や花火大会、バーベキューなど大勢の人が集まるイベントは中止・制限しているところがありますが、夏を楽しみにしている方は多いと思います。室内で涼みながら過ごす方もいるかと思いますが、エアコンをつけることでヒリヒリと喉に痛みを感じた経験がある方は多いのではないでしょうか?

エアコンで喉が痛くなる原因として、空気の乾燥や口呼吸などが挙げられます。

エアコンにより喉が痛くなる一番大きな原因は、空気の乾燥です。エアコンをつけっぱなしにして寝たことによって、夜中に喉がはりついたような違和感を覚えたことがある方も多いかもしれません。そもそも乾燥とは、空気中に含まれている水分の割合で決まります。エアコンをつけると、放出される空気中の水分量が減り、その空気が気温により暖められることで乾燥していると感じます。

また、口呼吸は主に就寝時の無意識状態で行っている人が多く、エアコンから排出された乾燥した空気が一晩中気管に入ることで、起床した時に喉の腫れや痛みを感じることがあります。

「マスクをつけて寝る」「加湿器をつける」「濡れたタオルなどを室内に干す」ことでエアコンによる乾燥から喉を守り、乾燥を防ぐとこができます。
また、口呼吸対策として「あいうべ体操」が効果的です。あいうべ体操は口周りの筋肉を鍛えることで口呼吸を防止するもので、毎日手軽に行える簡単な体操です。やり方は簡単で、あ い う べの形に口を大きく開くことを繰り返すだけです。残念ながら口呼吸はすぐには治りませんが、日々の心がけで改善できます。また口呼吸が改善するまでの間は、睡眠時に口を開いてしまうことを防ぐ「口呼吸防止テープ」をつけて寝ることもおすすめです。

少しでも気になることがございましたら、お気軽にご相談ください。


耳鼻咽喉科・アレルギー科
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2021/06/18 睡眠時無呼吸症候群について

睡眠時間は取れているのになぜか熟睡したように感じず、朝起きるのが辛かったり日中眠くなるような経験がある人はいませんか?
その原因は、「いびき」かもしれません。「いびき」とは、睡眠中にのど(上気道)が狭くなった時、そこを通る空気が発生する振動音のことです。睡眠時は舌の付け根が気道に沈み、周辺の筋肉も緩むためのどが狭くなります。

いびきには様々な種類がありますが、その中でも特に「睡眠時無呼吸症候群を伴ういびき」には注意が必要です。「睡眠時無呼吸症候群」とは「7時間の睡眠の間に無呼吸(10秒以上息が止まること)が30回以上、また1時間の睡眠中にあたり5回以上の無呼吸が見られた場合」を定義されています。夜間は、突然いびきが止まり、しばらくすると大きないびきが再開するというような状態が繰り返し起こります。他にも、夜中に目が覚める、頻繁にトイレに行きたくなる、激しい寝返りなどがみられます。
また、日中には強い眠気を起こし集中力の低下や全身倦怠感に繋がり、不注意による交通事故を引き起こすかもしれません。自覚症状がないまま過ごしている方もおり、治療後に初めて症状があったことに気づくこともあります。

睡眠時無呼吸症候群の大きな原因の一つは肥満と言われています。ウォーキングなどの適度な運動を心がけることや、暴飲暴食をしないこと、栄養バランスのとれた食事をとることなど規則正しい生活を送り、適正体重を維持していくことが重要です。また、アルコールは上気道の筋肉の緊張を緩めることで上気道が狭くなり無呼吸を起こす可能性を高めるため、特に就寝前の飲酒をお控えください。他にも、寝る姿勢に気をつけることで予防できます。仰向けで寝ることで重力によって舌の付け根が気道に沈みやすくなります。睡眠時無呼吸症候群が比較的軽い方であれば、横向きで寝ることで症状が改善する場合があります。
睡眠時無呼吸症候群の予防には生活習慣の見直しが重要です。できることから一つずつ取り組んでみてください。少しでも気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。


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2021/05/24 鼻づまりについて

風邪をひいたときに限らず、普段から鼻づまりに悩まれた経験のある方は多いかと思います。就寝時に呼吸がしずらく眠れなかったり、日中鼻づまりが気になって学業や仕事に集中できなかったりと生活に支障をきたしてしまうこともあります。突如訪れる鼻づまりの原因と、その対処法について紹介します。

鼻づまりは「鼻の中で空気の通り道を塞ぐようになった状態」のことを指します。炎症によって鼻の粘膜が腫れたり、鼻腔内に鼻水が溜まったりすることで引き起こされます。他にも、鼻の骨・軟骨の問題や鼻茸(鼻ポリープ)などの様々な原因が考えられます。

鼻づまりになり病院にどうしても受診できない場合でも、ご自宅である程度症状を和らげる方法を紹介します。
まず、「体や鼻をあたためる」。お風呂に入って身体をあたためることで血行が良くなり鼻づまりが軽減されます。水で濡らして絞ったタオルを電子レンジで1分ほどあたためて蒸しタオルにして鼻をあたためても効果が期待できます。(火傷にご注意ください)

小さなお子様には、市販されている鼻吸い器を使用することや、濡れティッシュなどで鼻の穴周りの鼻水を拭き取るのも1つの方法です。

他にも、部屋を加湿して乾燥を防いだり、寝る姿勢を変えて見るだけでも鼻水が出やすくなり、鼻づまりを軽くすることができます。また、脇にペットボトルを20秒ほど挟み続けることで、脇の下にある交感神経を刺激し、ペットボトルを挟んだ脇の反対側の鼻の通りが良くなると言われています。
少しでも気になることがございましたら、お気軽にご相談ください。

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診療時間

月曜日から土曜日まで午前中は9時から12時、午後は15時から18時、ただし、木曜日・土曜日は午後は休診です。日曜・祝祭日は終日休診いたします。

新患・初診の方(久しぶりの受診/いつもと別症状) 午前11時30分まで、午後5時までの受診を、お済ませ下さい。ご了承ください。

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