2018/01/09 ドライノーズ(乾燥性鼻炎)について
冬場のこの時期、空気の乾燥などの原因による「ドライノーズ(乾燥性鼻炎)」が近年増加しています。主な症状は、鼻にカスができやすくなったり、鼻の中が傷つきやすくなって少量の鼻血が出るなどです。また、鼻の粘膜が傷つくことによって雑菌が繁殖して臭いがしたり、感染症にかかりやすくなったりします。
「ドライノーズ(乾燥性鼻炎)」の一番の原因は乾燥です。エアコンの効いた冬場の室内は湿度が20%まで低下することもあります。小中学校にもエアコンが導入されているところが増えているため、子どもの発症も増えています。その他の原因として、水分の摂取不足も関係します。一日の水分摂取量は1.5〜2リットル程度必要です。こまめな水分摂取を心がけましょう。また、老化が進むことにより鼻の粘膜機能が低下することで起こる「老人性鼻炎」もドライノーズになりやすいと言われています。
加湿器やマスクなどでできるだけ鼻の乾燥を防ぎ、水分摂取を心がけることで予防に繋がります。生理食塩水で点鼻や鼻うがいをすることもオススメです。症状が悪化する前に、少しでも気になる症状がありましたらお気軽にご相談ください。
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