2018/02/13 耳鳴りの音の種類と原因
「耳鳴り」とは、実際に外で音がなっているわけではないのに、何かが聞こえるように感じる現象のこと。慢性的な耳鳴りに悩んでいる人は近年男女ともに増加傾向にあり、初めは軽いものでも悪化して精神的ストレスになり仕事や日常生活に支障をきたすこともある侮れない症状です。
一口に耳鳴りといっても、聴こえ方は様々です。
中でも約90%の人は、「自覚的耳鳴(じかくてきじめい)」に該当します。「キーン」「ピー」という金属音や電子音のような高い音、または「ブーン」「ゴォー」というような低い音がします。主な原因は、加齢に伴う聴力の低下やストレス、聴覚系に異常が発生した場合です。加齢による難聴、メニエール病、突発性難聴などの恐れがあり、めまいなど他の症状を伴う場合には、他にも病気が隠れている可能性があります。
一方、間欠的に聞こえる「ブクブク」「ガサガサ」という音は、耳の周りの筋肉が痙攣する音が聞こえていたり、耳垢の動きの音であることが多いです。また、持続的に聞こえる「シャー」や心臓の拍動と一緒に聞こえる「ドクドク」などの音は、血管に異常が発生している可能性も考えられます。
耳鳴りがなかなか治らない・悪化してきた方はもちろん、突然症状が出た方、症状が重くなる前に少しでも気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。
2018/01/09 ドライノーズ(乾燥性鼻炎)について
冬場のこの時期、空気の乾燥などの原因による「ドライノーズ(乾燥性鼻炎)」が近年増加しています。主な症状は、鼻にカスができやすくなったり、鼻の中が傷つきやすくなって少量の鼻血が出るなどです。また、鼻の粘膜が傷つくことによって雑菌が繁殖して臭いがしたり、感染症にかかりやすくなったりします。
「ドライノーズ(乾燥性鼻炎)」の一番の原因は乾燥です。エアコンの効いた冬場の室内は湿度が20%まで低下することもあります。小中学校にもエアコンが導入されているところが増えているため、子どもの発症も増えています。その他の原因として、水分の摂取不足も関係します。一日の水分摂取量は1.5〜2リットル程度必要です。こまめな水分摂取を心がけましょう。また、老化が進むことにより鼻の粘膜機能が低下することで起こる「老人性鼻炎」もドライノーズになりやすいと言われています。
加湿器やマスクなどでできるだけ鼻の乾燥を防ぎ、水分摂取を心がけることで予防に繋がります。生理食塩水で点鼻や鼻うがいをすることもオススメです。症状が悪化する前に、少しでも気になる症状がありましたらお気軽にご相談ください。
前へ 次へ