2020/06/12 のどの痛み・違和感
のどに痛みや違和感を感じたりすることで、声が出しづらかったり唾を飲み込むのが痛かったりと日常生活の中で支障をきたすこともあります。
そのようなのどの痛みや違和感をもたらす原因には、細菌やウイルスによる「感染」。長時間の会話や歌いすぎなどの「のどの酷使」。花粉シーズンや鼻づまり、暖房や冷房によって生じる空気の乾燥が原因と考えられる「のどの乾燥」などが挙げられます。
のどの乾燥による炎症としては、まず、扁桃炎が思い浮かぶかもしれません。一口に扁桃炎と言っても、細菌なのか、ウイルスなのか。その原因によっても、また、膿の付き具合や腫れによっても状況は大きく異なります。
また、口からは見えないのどの奥の腫れがある場合、呼吸困難に至る可能性もあり、ファイバーカメラでの診察が必要となります。少しでも気になることがあればお気軽にご相談ください。
2020/04/13 春の身体の不調
4月に入り、新生活が始まり身の回りの環境が大きく変わる方も多いのではないでしょうか。新しい環境の中で緊張感が常にあったり、ストレスを感じることで体の機能を調節している自律神経が乱れやすくなります。自律神経は、「交感神経」と「副交感神経」という2つの神経からできています。「交感神経」は身体を活発にする神経で、日中活動している時や緊張している時に働きます。「副交感神経」は身体を回復させ、メンテナンスを担う神経で、夜中の睡眠時やリラックスしているときに働きます。
春は気温の寒暖差や気圧の変動により、自律神経のバランスを崩しやすくなる季節です。気圧が下がったり上がったりすると、耳の奥にある内耳が敏感に感知します。内耳とは、中耳のさらに奥に位置し、三半規管や前庭など体のバランスを保つ気管が集まっている部分です。内耳が感じ取った気圧低下などの情報は、内耳の前庭神経を通って脳に伝達され、それによって自律神経はストレス反応を引き起こし、交感神経が興奮状態になります。その結果、抑うつやめまいの悪化、心拍数の増加、血圧の上昇、慢性痛の悪化などの症状が現れます。
このような症状を回避するためには、自律神経の乱れに注意が必要です。
自律神経のバランスを安定させるためには「バランスのとれた食事」「適度な運動」「十分な睡眠」「湯船に浸かる」など様々な予防策があります。自分の身体に気をつけながら、自律神経を整えて春の不調を乗り越えて健康な毎日をお過ごしください。少しでも気になることがあれば、お気軽にご相談ください。
2020/03/11 花粉症対策
3月に入り、暖かい日が続くようになりました。その一方で、花粉が多く飛ぶようにもなりました。
花粉対策としてマスクをつけている方も多いかと思いますが、今シーズンは新型コロナウイルスの影響でマスク不足となっているため、毎年している花粉対策が思うようにできない方もいるかもしれません。そこでマスク着用以外の花粉症対策をご紹介します。
花粉症の主な原因は花粉に対するアレルギーです。体の免疫力を高めることで抵抗力を上げるとアレルギー反応を抑えることができると言われています。基本的にはバランスの取れた食事を心がけることが大切です。お酒やお菓子は控えめに体に負担を掛けないような食生活が望ましいです。
食事以外の習慣でできる花粉対策として、部屋に花粉を持ち込まないように玄関前で服についた花粉を払い落とすこと。また、花粉がつきにくい凹凸のない素材の服を選ぶことも重要です。コートなどの一番上に着る服では特に注意が必要になります。家の中では空気洗浄機をかけて花粉の飛散を防ぐこともできます。のどの痛みがひどい際には、加湿器を取り入れるのも効果的です。
また、近年注目されているのが「ワセリン」。保湿剤として知られていますが目や鼻の周り、さらには鼻の中に塗ることで、花粉が粘膜に直接付くのを防ぐ効果があります。
今回紹介した方法以外にもマスクを着用しない花粉症対策もあります。
できる限りの花粉症対策をして、健康な毎日をお過ごしください。少しでも気になることがあれば、お気軽にご相談ください。