朝起きて喉が渇いてイガイガしたり、熱がないのに唾を飲み込んだときに痛みを感じたことはありませんか？

そのような風邪ではないときの喉の痛みの原因はいくつか挙げられます。まずは、「乾燥」。喉が乾燥しているだけで痛みにつながり、外からの遺物侵入を防御する機能が低下します。そして、細菌やウイルスに感染しやすくなり炎症が起こる場合があります。
また、花粉やほこりなどの喉への刺激によるものや、カラオケや長時間の会話などによる喉の酷使により炎症が起こり痛みを感じることがあります。他にも、口呼吸が習慣化していると今の時期に多く見られる「黄砂」や「PM2.5」などの汚染物を含んだ乾燥した空気が直接喉を通過することになり、喉の乾燥や感染が起こりやすくなります。
加えて、ストレスが原因で喉が痛くなる場合があります。新年度になりこれから環境が変わる人も多いかと思います。環境の変化は自律神経が乱れやすくなるため、ストレスをためてしまうため注意が必要です。上記のように、日常的なことが喉に影響を与えていることが多くあります。

喉の痛みを感じた時は「水分補給」「部屋の加湿」「うがい」「マスク」「十分な睡眠」「消化に良い食事を摂ること」を心がけてください。熱のない喉の痛みは後鼻漏や急性咽頭炎などの病気のサインかもしれません。長く続いていたり、症状の悪化などが出ている場合は我慢せずにお気軽にご相談ください。

人の声、風の音、生き物の鳴き声など、私たちの周りには多くの音が溢れています。そんな中で、実際には鳴っていない音が聞こえたことはありませんか。そのような周囲の音とは別に耳の中で聞こえる雑音・異音のことを「耳鳴り」といいます。それは、片耳で聞こえるように感じる時もあれば両耳で聞こえる時もあります。

「耳鳴り」は外耳炎や中耳炎、難聴、メニエール病など、耳に原因がある場合はもちろん、高血圧や頭の中に原因がある可能性もあります。その他にも、睡眠不足、過労やストレスなどの影響もあげられます。

上記のように、「耳鳴り」は様々な原因により引き起こされます。耳の疾患の場合や脳の病気が原因の場合は治療を行い、原因となる病気を治すことで耳鳴りも治っていきます。また、睡眠不足、過労、ストレスなどは耳鳴りを悪化させる原因になるので注意が必要です。日頃から十分な睡眠を取り、過労を避けるようにすること。また、音楽を聴く、スポーツをするなど、自分なりのストレス解消法をみつけておくことも重要な対策になります。

「耳鳴り」は珍しい症状ではありません。しかし、もしかすると重大な病が潜んでいるサインかもしれません。少しでも気になることがございましたら、お気軽にご相談ください。

花粉症の季節がやってきました。花粉症は鼻水や鼻詰まり、くしゃみ、かゆみなど様々な症状を引き起こします。例年と比べると花粉の量は少ないのですが、昨年よりは多くなると予想されています。また、今年は新型コロナウイルスの感染拡大で花粉症によって目が痒くなった時に触ることで感染リスクを高めてしまったり、くしゃみなどの症状がでると新型コロナウイルスと誤解されてしまうかもと気にされる方が多く、コロナ禍においては、これまで以上の花粉症対策を求める方が多いようです。

ご自身を守りながら、周りにいる大切な人たちを不安にさせないためにも、様々な対策をしてこの花粉シーズン・コロナ禍を乗り切りましょう。
少しでも気になることがございましたら、お気軽にご相談ください。